五重塔の建造物について

五重塔の建造物について

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東寺の五重塔は高さ約55メートルで、伝統的な木造建築の中では日本で最も高い建物です。その高さにより、落雷を受けることはありますが、地震にはとても強い構造になっています。 1000年以上にわたって、東寺の五重塔は地震で倒れたことはありません。塔は、3本の木を継ぎ合わせた心柱を中心に建てられています。心柱は、五重塔の下の礎石に据えられており、一番上の屋根を飾る相輪を支えています。 また、塔は各層ごとに積み上げた構造になっていて、使用されている木材は、精巧な木組みで組み上げられています。この構造によって、地震の際には、そのエネルギーは接合部が吸収し、下と上の層が互い違いに振動します。また、各層の柱が短いため、倒れようとする力よりも元に戻ろうとする復元力の方が大きいため、地震に強いと言われています。

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