重要文化財講堂

室町時代 延徳3年 1491年
入母屋造 / 本瓦葺

講堂

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講堂は空海が東寺を下賜されてから最初に建造に着手した、空海の真言密教の教えを伝えるお堂です。 堂内には、中央に大日如来を中心とした五智如来、東側に五菩薩、西側に五大明王、その周りを梵天帝釈天四天王が並び、その配置は空海独自の構想と言われています。 この21体の仏像は立体曼荼羅と呼ばれ、密教の世界観を表したものです。 そしてその仏像のほとんどは、9世紀のものとされています。空海が建てた元の講堂は、東寺のほとんどの建物と同じく1486年の火災で消失しました。 火災から5年後の1491年に再建されたこの建物は、元の講堂の礎石の上に建てられました。 21体の木造の仏像のうち、15体が創建時のまま現存しており、後に再建された1体とともに国宝に指定されています。 他の5体も重要文化財に指定され、講堂も重要文化財に指定されています。

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